<Header>
<Author: 沈佺期>
<Title: 龍池篇>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 龍池篇（りょうちへん）>
<BookPage: 33>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
龍池躍龍龍已飛，
龍德先天天不違。
池開天漢分黃道，
龍向天門入紫微。
邸第樓臺多氣色，
君王鳧雁有光輝。
爲報寰中百川水，
來朝此地莫東歸。
<End Poem>
<Translation>
龍池といえば、最初は小さい水たまりだったものが、いつのまにかひろびろと大きい池となり、龍が躍る姿が見えたという。易經の乾の卦のことばにあるとおり、淵のなかで躍っていた龍は、今や「飛龍天に在り」で、天上に雄飛しつつある。龍の徳は天子の德にたとえられるもので、天の意思を豫告したと思われる瑞祥にたがわず、天の意思どおりの結果がおこった。この池は天の川への流れとなって太陽の通過する黄道へとつづいた。龍は一足とびに天門へ向かって昇ってゆき、天帝の座である紫微宮にはいった。
龍池のほとりにそうた臨淄王の邸宅には高樓があり臺があって、なんともゆたかなめでたい雰園氣がただようており、いまや天子の離宮となってみれば、池のおもてにあそんでいる鴨や雁なども、光り輝いているように見える。
わたしは國中に流れているもろもろの川の流れに對していいたいことがある。みんな、どうぞこの土地に流れて來いよ。東の海のほうへ流れて行ってしまわないでね。
<End Translation>
<Formatted Translation>
龍池といえば、最初は小さい水たまりだったものが、いつのまにかひろびろと大きい池となり、龍が躍る姿が見えたという。易經の乾の卦のことばにあるとおり、淵のなかで躍っていた龍は、今や「飛龍天に在り」で、天上に雄飛しつつある。
龍の徳は天子の德にたとえられるもので、天の意思を豫告したと思われる瑞祥にたがわず、天の意思どおりの結果がおこった。
この池は天の川への流れとなって太陽の通過する黄道へとつづいた。
龍は一足とびに天門へ向かって昇ってゆき、天帝の座である紫微宮にはいった。
龍池のほとりにそうた臨淄王の邸宅には高樓があり臺があって、なんともゆたかなめでたい雰園氣がただようており、
いまや天子の離宮となってみれば、池のおもてにあそんでいる鴨や雁なども、光り輝いているように見える。
わたしは國中に流れているもろもろの川の流れに對していいたいことがある。
みんな、どうぞこの土地に流れて來いよ。東の海のほうへ流れて行ってしまわないでね。
<End Formatted Translation>